ヨシジのブログ

オーナーシップという生き方をめざして!喘息持ち頭痛持ち高血圧糖尿病の妻とともに、アトピー性皮膚炎・食物アレルギーの三兄弟を育てる男のブログ

東京を走るタクドラが書くイマドキのタクシー事情

東京のタクシードライバーという仕事をやってみて

東京の人も地方の人も「東京でタクシードライバーでもやってみようか?」と迷っている人は少なくないようですね。

「仕事内容は? 収入は? 適性は?」

まず、タクシードライバー運送業ではなくサービス業もしくは接客業なんだと思ったほうが正解。
そして、中高年から新たにはじめるには面白い仕事だと思います。

世の中と広く触れる仕事自体の意外な楽しさ面白さだけでなく、仲間や先輩たちもさまざまな経緯で苦労してる人が多いからか、気の良い人ユニークで楽しい人もまわりに多いです。タクシー仲間の人間関係はシンプル。ドライバー同士は基本的に横並び。年齢がバラバラのクラスメイトみたいでなんだか面白い。

しかしTVでは、不況や強盗やトラブルなどばかり宣伝されてて…
私の友人で、タクドラに転職しようかと思ってると言ったら奥さんから危ないわ!怖いからやめて!と反対された人がいました。
強盗に出会う確率はものすごく低いのですがね…


東京のタクシードライバーってどんな仕事なんだろう?

よく言われがちなことは


タクシードライバーは気楽な仕事なのか?


たとえば、子育てを終えた年金生活ドライバーや不労所得などがあるか、タクシーであまり稼がなくてもいい立場の人には気楽でしょう。

そうでない方も、仕事を家に持ち帰ったり翌日に引きずることもないから頭はすっきりしていられるし、出庫したら一人だから余計な気を使わず自由にやれる、たしかにそんな面もある。
でも、はっきり言って気楽な商売ではないです。違反、事故に気をつけて、トラブルにならないように気をつけて、、、その上で稼げるタクシードライバーになるには日々の努力が要る。

 

タクシーほど面白い仕事はない?


これはそう思う。これほど広く社会に触れる職業は他にないだろうと。ほぼオールジャンルの人々と一期一会で出会いを繰り返す。面白い。嫌なお客さんというのもそれほど居ない。世の中は良い人がほとんど。一部嫌な人困った人というのはいる。只そういう輩は何処の世界にもいる。だから仕事としてかわし方さえマスターすればいい。サービス業なら全部同じでしょう? 嫌な上司と毎日会わなきゃならないサラリーマンの苦労と比べれば、一期一会なんだから私はヘッチャラで楽しくやれてます。そこにはコツもあるし、性格、適性の問題。

 

厳しい面ばかりを強調することもありますね

たとえば、、、タクシードライバーなんて報われない仕事の代表みたいなもんだ、みたいな話がある。

ただこれは被害者意識テンコ盛りって感じ。

何だってそうだけど、心構え、ものの見方、やり方次第で楽しく稼げるドライバーになるかどうかが決まる。

個人差が出る。そういうもんです。

 

タクシードライバーで食っていける?←これ大事ですよね!


いくら必要なのかによりますが、努力が嫌いな人はたくさん稼ぐのは厳しい、、、それに東京以外は厳しいだろうと。
東京でやるなら、真剣に頑張れば、もちろん甘くないけど、それなりの年収は稼げる。だから、チャレンジしてみたらいいと思うわけです。

ちなみに私の場合は、東京でも都下といわれる地域の町田市に住んでいて東京都内に働きに行ってる。タクシーをはじめて一年目の後半から収入は最近は月平均給料が手取で30万円くらいでほぼ安定している。それと年3回の賞与として1回につき14、5万円。
徐々に上げていきたい。トップ集団にはまだまだ距離がある。
もちろんタクシードライバーの稼ぎには上限はあるけど、もう少し収入を増やすにはどうしたらいいかを日々研究中。、、、凡人だって努力すればなんとかなると思います。

 

タクシードライバーたちは自分の知ってる良いポイントを教えない?


そんなことないです。大丈夫。こういうこと言う人はライバルを増やしたくないとか?、、、孤独でネガティブでケチ臭い人もたしかにいるけど、筋のある聞き方をすれば、ほとんどのドライバーは面倒見よく教えてくれるタクシー仲間だから大丈夫。男という生き物は、自慢したい、教えたい、面倒見たいという人が大半だから。


[隔日勤務]
基本的シフトは隔日勤務:1日働いて1日休み、
勤務→明け休み→勤務→明け休み…の様に2日に1回の勤務が一般的です

(月・水・金)と(火・木・土)で週替わりが基本

(月)

(火)

(水)

(木)

(金)

(土)

 (日)

出勤

明け休み

出勤

明け休み

出勤

明け休み

休み

 

案外時間がある。

 

サラリーマン時代は平日残業で遅くなると、家に帰って家族の顔も見ないなんてことがあったけど、タクシーは昼間に家にいるので以前より子供たちと触れあう時間が増えた。
また、趣味をやる時間としても活用できるのはいい。
特にうちの会社は、1年間の勤務シフトが決まってるので家族で出かけるとか予定がたてやすい。正月、ゴールデンウィーク、お盆の連休があらかじめあるのも嬉しい。

 

それと不安だったのは、
夜通し不眠でドライブする体力があるか?

 

徹夜が苦手な自分が本当にできるのか?、、、これも案ずるより産むが易しで、トレーニングと実践を通じて慣れる。飯の種となればできるもんです。慣れというのはじつに不思議。はじめは確かにきついけど、そこを乗り越えると3ヶ月くらいで体は慣れてくる。

 

最後は、モチベーションが問題。

 

何事もモチベーションを維持して精進あるのみ。事故違反トラブルなく快適にドライブして売上を競う。ノウハウとスキルを積み上げていく。これはひとつの道だと思う。体調管理と心構えが売上を決めるとも言える。だから仕事はやる気ひとつ。

あまり苦しいとかいうのも考えてる人のチャンスをつぶすみたいで、もったいないと思うからあんまり言いたくないんだけど、きっちり稼げるドライバーになるのは簡単な道ではないのも本当です。並以上に収入を稼ぐには、アスリート的に動物的な能力も観察し分析し応用する知力も要るかも、、、だからオモシロイ!

 

案ずるより産むが易し。何ごとも、腹のすえ方ひとつ。真剣に努力することができればできる。タクシー稼業をポジティブな精神を鍛えるいいチャンスと捉えるかどうかだと。

 

なんとなく見てると、他に生きていく道がある人以外でタクシードライバーを辞めていく人たちは、年齢的なことより、むしろ、素直に学ぶこと、体調管理、心構え、メンタル的なモチベーションを維持できるか、自分をポジティブに向ける努力をしているかとか、そういったことがあるみたいです。

 

ネガティブ思考オーラにのみ込まれないように…

「あ〜ぁ、やっぱり景気悪いね〜お客さんいないね〜前回は4コロ(4万円代)だったよ」
「そうですよね、、、最近は全然いいのが拾えないですね。今日もたぶんだめだけど、めげずにがんばりましょうよ」

とかいってる方が嫌われないかもしれないですが、ポジティブパワーが下がってしまう。

だから、

「そうっすか?俺のお客さんだけはちゃんと居るから大丈夫ですよ~」

くらいの冗談を飛ばす習慣をつけましょう!

やるならいい感覚でスタートした方がいいと思う。私にもできたからできます。


東京だとタクシーでどこまで収入を稼げるのか?


完全歩合だから、固定給をいただく感覚ではなく、自分が稼ぎたい額を稼ぐわけだから能力しだい。東京の法人タクシーの場合、トップクラスでも税込年収が額面700-800万円くらい。今はだいたいそんなもんだと聞きます。計算するとやはりそんなもんなんでしょうね。

景気の波や例年悪い月の影響に左右される人もいるし、あまり左右されない人もいる。成績がいい人は、いつでもどうにかしようと常に努力してる(ちなみに個人タクシーなら今でも稼ぐ人は年収1000万円以上の収入を稼ぐらしいけれど経験がないので書けません)。

 

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”タクドラ”と中高年と若い人

不況、定年退職、年金、、、超高齢化社会の現在の日本はいろんなことが制度疲労している。そんな中、東京のタクシードライバーという仕事は、とくに中高年にとっては気楽で悪くない、むしろ良い仕事なんじゃないか?とも思います。

 

若い方が有利? 中高年の方が有利?
タクシードライバーは職人仕事。倍々ゲームにはなりえず稼ぎに上限があることから、たしかに若い人たちにとっては、大きな夢は描きにくいということはあるでしょうね。

だけど、今の世の中、サラリーマンにも良いポストは少なく、神経をすり減らし、やっと得た地位も安定感の薄いご時世。

 

これからはオリンピック景気で良くなっていくのかもしれないが、どこの会社も一様ではない。そこをどう考えるか。

 

かたや、40代後半以降の右肩下がりのわれら中高年にとっては、これからはじめる仕事としてタクシーはちゃんと先々まで条件を比べて考えてみたらけっこう慣れれば気楽ないい仕事じゃないか?とも思うのです。

もはや中高年なら、稼ぎに上限があってもきっぱりあきらめられるし、ツブシが効かなくても構わない、、、、、冗談はさておき、

タクシードライバーは職人の世界。そして完全歩合のセールスだから、たしかに厳しい仕事の世界だけど、その反面、ありがたいことに中高年も下積み=研修数ヶ月でフレッシュな新人として再デビューできる。そんな業界がほかにあるでしょうか?

 

収入を稼ぎやすい職場を選び、きちんと素直に習って頑張ればきっと短期間で年収で額面400-500万円くらいはいけるでしょう。元手資金もいらない。人間関係がシンプルで、そこは一般のサラリーマンより気楽です。車庫を出たら自由。ひとり移動販売店の店長みたいに独立性が高く、

65歳定年後、年金をもらうようになってからでも、健康ならば労働時間を減らして70代まででも働ける。

 

生涯賃金で考えれば、タクシードライバーは価値の高い仕事だとも考えられる。

 

たとえば、サラリーマンとして今居る会社で幹部として残る道はなく、リストラや倒産の不安がある中高年世代の人が長く働ける仕事があるとするなら、あるいは自営業が上手くいかない、安定しないという人にとって精神的にもあなたの仲間はタクシー業界にたくさんいるかもしれません。

 

入ってみると分かるけど、この業界にも当たり前にきちんとした人、人格者、頑張ってる人魅力的な人、レベルが違うすごい能力の人もたくさんいます。

 

個人的には東京でのタクシーは岐路に迷う中高年にこそ薦めたい仕事だと思っていますが、若い人たちにも、地方出身でも東京出身でも、いきいきガンガン稼いでる若い新人ドライバーもたくさんいる業界です。向き不向き、適性があれば大丈夫。
むしろ若い人はパワーがあるからどこの会社も上位は若いドライバーが半数を占めていること。収入に上限が無いビジネス世界で登るのか、あるいは格下で終わるのか、収入に上限があるタクシードライバーでトップクラスを目指すのか。どちらも選べるのが若い人の特権。もちろんタクシーだって頑張らなければ稼げないけっして甘くはない世界だし、覚悟は必要ということ。

とはいえ、、、会社側は若い人が入ればその分平均年齢が下がるから喜ぶということはある。あなたがそこに居ると喜ばれるのはいい場所。世の中は需要と供給だから。

 

タクドラも若い人(20代)が増えてる
今年うちの会社に新卒で入社したのが10数名、グループ全体では100人以上
数年前には考えられなかったのではないかと思います。大学出たのにタクシーなんて…っていうのかなぁそんな感じだったのでは
でも、考えてみればイマドキ新入社員の給料で25万~30万もらえるとしたら、まぁまぁよい方ではないかと思いますね。それに、ガンバって将来個人タクシーやるにしても、最短で10年後にはできるわけですからかなりいい選択かもって思いますよ。

 

タクシーには事故や違反やトラブルなど、ドライバー特有のリスクはある。けれど、どんな職業にもリスクはある。タクシードライバーは自分のリズムで気楽に働ける仕事。リスクはあるが自由度も高い仕事。
自己管理をしっかりすれば、安全第一を徹底すれば、自由だと思います。自分もこの自由を失わないように精進していきたい。

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タクドラ

 

体力的、能力的に中高年には厳しい?


その面でもタクシードライバーへの転職は中高年向きな仕事だと思う。わたしもけっして体力ある方ではないです。人並み以上の体力がなくても、普通に健康なら、体を管理しながら、多少血圧が高いとか、メタボとかでも、痩せろ、治せとは言われるだろうけど。

 

どんな人に適正がある?


車の運転が嫌いではなく、人好き、街好き、釣り好き?、いずれかの人に適性がある。スポーツや武道や坐禅とかの修行好きにも適性があると思います。

さらには、一日中何かに没頭してられるような、真面目、クドい、シツコい、研究熱心という性格なら、向いてるんじゃないか、タクシードライバーとしての適性は高いんじゃないかと、、、

 

タクシーの資格って難しい?


東京の地理が分からなくても、きちんと運転ができれば、真剣にやる気があれば、タクシーは中高年にできる仕事です。やる気があれば二種免許も地理試験もきっと受かる。こんな長い文章をここまで読んだあなたなら、きっと受かると思います。

 

地方出身者でも東京で大丈夫なのか?


研修室時代の地方出身の仲間たちも、東京の地理が分からなくても、やる気と学ぶ力がある人たちは実際に稼げるドライバーになってる。努力する気がない人は脱落していったし。なんだってそうだけど努力しかない。

出身もいろいろだけど、年齢もバラバラのクラスメイトみたいでなんだか面白い。それにタクシードライバーは苦労してる人が多いからか、優しい人が多いし、世の中と広く触れているから話題が豊富で面白い人が多い。

 

不健康な生活? ドライバーの実情は?


サラリーマンや自営業の生活と比べると、変則的だけどそれなりに規則的ではあるからか、アスリートのように体調が成績に直結するから、筋トレとか有酸素運動とかするし、食べるものや睡眠にも気を使うし、楽だなんて嘘はいわないけど、実際はタクシードライバーの生活は以前の生活よりも健康的ではないかとも思います。
ちなみにうちの会社には、入浴施設・仮眠室・図書スペース(本は従業員からの寄贈)・トレーニングマシン・健康マット・高濃度酸素吸入器等があり、私もよく利用しています。

 

何歳までにはじめればいい?


45~55歳くらいはちょうどいいと思う。タクシー業界では改めてルーキーとして再デビューできる。じっさい気持ちも新たになる、、、私は、40代ではじめた。
大げさかもしれないけど、今までの人生リセットして再出発!ぐらいの気持ちだった。

 

東京以外でもいいんじゃないの?


タクシーは東京以外でそれなりに収入を稼ぐのは厳しい状況があるようです。
私のほぼ同期で、横浜エリアでタクシーの運行管理者やってたって人が乗務員やりたいという事でうちの会社に来た人がいます。「乗務員やるなら東京のほうがいいかなって思って…」と言ってました。
だから東京に来たらいいですよって。
どうせやるならしっかり稼げるほうがいい。

 

さいごにひとこと


そして、わたしが所属している会社もドライバーを募集しているから紹介もできる、、、刺激し合う前向きな仲間が増えたら面白いし、紹介すると紹介料が入るという事実もあります^ ^。

 

もちろん、ドライバーになりたい人にも給料はあまり稼がなくてもいいからマッタリやりたいという人と、いやいやできるだけ稼ぎたいという人といると思います。タクシー業界についてあれこれ調べて考えたけど…それぞれの事情や性格にあう会社を選んでこれから先の人生を切り開いていってほしいと思います。
東京でもいろいろ。大手4社だって良い点もあれば悪い点もあるみたい。同じ地域でも稼ぎやすい会社と稼ぎにくい会社があり、同じ会社でも営業所のある地域でも差はあるようですから、ドライバーとして、じっさい働きやすいのかどうか、それを基準にした会社選びが大事でなのではないかと思います。

 

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タクシードライバーに転職する際に役立つ情報が、うまくまとめられてます。 参考↓

tokyo-taxidriver.com