愛と性と人生〜はじめに〜
〈はじめにまじめに愛と性を考える〉
僕が10代から20代の独身時代に、価値観・人生観において影響を受けた酒井正樹氏の著書の内容を紹介したいと思います。
今は40代になり、妻と3人の子供たちと暮らしながら
いまなお共感することが多いですし、子供たちにも時期をみて教えていきたいと思ってます。
シリーズで載せますので長くなりますが関心がある方はお読みください。
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幼稚園から大学まで、20年近くも教育を受けるのに、人間にとって最も大切な愛という課題に取り組んだ学科もなければ授業も無いというのは、考えてみれば不思議な話です。
愛とは何か、どうしたら愛情に溢れた人間になれるのか、幸福な結婚をするためにはどうしたらいいのか、愛と性の見詰め方、親子の愛情の在り方、人に好かれるためには、という具合に、愛をめぐるテーマは人生の大切なものばかりです。
心や人間の生き方の問題は、なかなか学問になりづらいかも知れませんが、愛されれば嬉しく嫌われれば悲しいのは、古今東西を問わずすべての人に共通の原則です。
愛にまつわる人間の生きざまを科学的に分析し、それをまとめていくならば、今までの学校教育以上に重要な、新しい学問体系となるのではないでしょうか。私はそれを愛情人間学と呼び、心の在り方が問われている今の時代にこそ、すべての人に必要なものであると確信しています。
私自身、まだ人生半ばの研修生ですが、人生の折り返し点に立ってみる時、十代や二十代の時に感じた不安や疑問はほとんど解決され、恋愛、結婚、愛と性といった問題をかなり冷静に見れるようになってきました。